スギ・ヒノキ花粉が落ち着いてきた頃ですが、夏から秋にかけて増えてくるのがブタクサ花粉です。
ブタクサは繁殖力が非常に強く、野原や河川敷、家の庭やアスファルトの隙間など、いたるところに生育しています。あまり知られていませんが、ブタクサ花粉症はスギ、イネ科、ヨモギに次いで4番目に多い花粉症です。
ブタクサ花粉は粒子がとても小さく、スギ花粉の半分くらいの大きさしかありません。踏まれたりして粉砕されるとさらに小さくなり、気管支や肺まで入り込みやすくなります。
そのためブタクサ花粉症は、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの鼻炎症状や目のかゆみに加えて、咳が出やすいことが特徴です。
時期的に夏カゼと勘違いされやすいのですが、熱がないのに乾いた咳が長引くときには、ブタクサ花粉症かもしれませんので、是非一度ご受診ください。